イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

捨てられていたガラスで、ガラスのしずくをつくりました。

ゴールデンウィークは毎年恒例となってきましたが、京都の久美浜に行ってきました。

空デ研究室による「遊学旅行」というイベントです。


今年はガラス遊び

捨てられていたガラスを拾い、その破片を溶かして遊んでいました。





久美浜は海に面していて砂浜もあり、そこには色んな漂流物が流れてきます。

そして久美浜には海だけではなく山もあります。



ガラス収集

山で最初に拾ったのが、このコカ・コーラの瓶。

割れているさまが、逆にかっこよく見えてきます。ただのゴミ、されどキレイなガラス。横に置きながら、植物を中に活けたり育てたりしてもカッコ良さそう。


インスタ映え、しますね。



山に探索に行くと、ほんの小一時間で、ガラスだけでもいろんなものが拾えました。



アサヒビールのコップ



オロナミンC(だと思う)の瓶



カメラのレンズ



ジンジャーエールの瓶らしい色をした破片。



もはや、もともと何だったのか全くわからないけど、キレイな色をしたガラスの破片。


バーナー作業

バーナーで、ガラスを熱しました。



ガラスの融点は約1200℃~1400℃だとどこかで見たので、熱してみましたが、ちゃんと溶けました。外気にさらさえれた状態なので、完全に溶けるというよりも、角が丸くなっていくようなイメージで。


大きいカケラのままに熱していると、急激な温度差ができるからか、ガラスが割れました。顔に飛んでくる程度に。ビビりっぷりをさらけ出してみなさまに笑われていました。

…負けません。



ガラスのしずく

さて、さらに割れて小さくなったカケラを熱すると、だんだん丸くなって、しずくの様になりました。ガラスのしずく。


コカ・コーラ


キレイなものができました。




オロナミンC



アサヒビールのコップ



キレイな色をしたガラスは、熱すると黒くなって、玉虫色とでもいうのか、見る角度で色が変わるものになりました。



海で拾ったシーグラスも熱してみると、すりガラスのような表面の細かな傷が無くなって、透き通った色に戻りました。



オロナミンCと、すりガラスの融合。タイトルは「ハグ」。

温度が上がりきらないようで、融合まではいかなかったですが、くっつきました。この後衝撃でまた剥がれてしまいましたが。





カメラのレンズは分厚すぎて温度が上がりにくいからか、変化は見られずでした。




今後も続けたいなと思っています。それぐらいにキレイにできました。

これでジュエリーをつくったり、なにかモノを作れるといいなと思っています。




これまでの遊学旅行

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これまでの空デ関連

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ロゴデザイン - 歯科業界の企業CI

ご依頼いただいて、CIの一貫としてのロゴをデザインさせていただきました。
株式会社Grinさまです。



事業としては、これから本格始動される会社です。
そのような中でデザインに関わらせていただけるのは嬉しいし、なんともありがたい限りです。

現歯医者さんで、歯科業界に新しいものづくり・ことづくりをしていかれるご予定であり、今後も楽しみです。



快く掲載許可をいただけました。
なかなか掲載許可をいただけることも多くはないので、嬉しいですね。
載せておきたいと思います。

ロゴ

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シンボルマークとロゴタイプ、コーポレートスローガンの組み合わせです。
「真」「新」「芯」など、リサーチ段階で生まれた「しん」というキーワードを元に生まれたカタチです。


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別タイプ。
掲載スペースが異なる場合などに。


プロポーション

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ラフ提案から改良を重ねる中で、きっちりと幾何的に構成されていながらも、柔らかさのあるになりました。

使用例

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パターンだとかサイン(マーク)だとか、このように使われたりするといいなと思っています。
これは希望提案なのでどうなっていくかは不明ですが。




プロセスなどに関しては、また別途書きたいなと思います。







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2017年にできたこと。

毎年恒例の「気づけば年の瀬」の時期になりましたね。早い早い。


人生毎年転機なんて言い始めてから6年目?。なんにもなさそうで今年も色々ありました。はじめての転職あたりから、人生がどんどんと思いもよらない方向に変わっていっている実感があります。

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転職せずに会社員をしていたら、こうだったんだろうなぁと考えたりすることもあります。ちょうどこの年末時期になったりするとね。

もちろん、そのままの方が幸せな点もあったりしたんでしょうけど、ありがたいことに後悔はないのでこのまま進んでいけたらいいなと思っています。自分と、そして自分の周りの人の幸せな人生のために。

さて年の瀬。そろそろと、振り返りを始めていこうと思います。




大学非常勤 - 通信空デ

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業務担当

業務担当も2年目になりました。師匠が業務担当ではなくなったので、今年は京都でひとりです。


業務担当の仕事、いろいろあります。各スクーリングに顔を出したり(顔出すこと自体が目的じゃないですが)、相談事受けたり、進捗のアドバイスさせていただいたり。はたまた、空デ行事のもろもろの準備をしたり、副教材の作成をしたり。そうそう今年始めて映像を作りました。アカペラ動画じゃない映像は初めてかな。

大学のブログも今年はいくつか書かせていただきました。その他もろもろ。


テキスト科目担当

今年から添削もさせていただいています。図形ドリルとデザインファイル。


他の先生方に並んで添削をする立場になったというのは、嬉しい半面プレッシャーです。とはいえ、添削される学生のみなさんには、そんなことはもちろん関係の無いことで。添削の評価自体は、教員で共有している添削評価基準があるので、どの先生にあたっても差はないような仕組みになっています。が、他の先生方の添削内容やコメントに劣らないようにするために僕にできることといえば、自分が学生のときに添削されていたことを思い出しながら、内容や書き方を工夫して、より親身になって道標を立てることかなと思うので、毎回気合を入れて取り組んでいる次第です。


大学非常勤 - まか

まかも2年目です。実質、去年の夏からなので、最初から丸々というのは今年が初めて。

去年は学生のみんながしていることを眺めて軌道修正をするようにしたりだとかいう感じでした。今年は年間計画を立てて、それを元に動いてもらうという内容。

陶器人形

今後を見据えた活動にすることができました。一度は今年で終わろうと思いましたが、地元の人の想いもあって来年以降も継続できるような内容に。

地獄絵

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去年に絵本を作ってくれたので、今年はそれを広めようというつもりでしたが、思いがけずにこれまた地元発信での寸劇化という流れとなりました。

数年かけて「地域の文化」→「自分たちでアート/イベント化」→「地元発信での寸劇化」という素晴らしい流れです。そうそう、今度クリスマスイブに公演があります。

鍾馗祭

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地元のイベントで広報活動したり、イベントを複数つなげたりして地元の人たちに参加いただけるようなしくみを考えて行いました。人数的には目標の50人に届きませんでしたが、巡行舞に参加して一緒にまちを巡ってくれる子どもたちもいてくれて、地域になじむ第一歩目に出会えた感じがあります。

まったり場

今年から取り組んでいる新しい取り組みです。

細い細い路地の奥にある、家に囲まれた小さな広場です。ここは、今後は壊されるかそのままかろうじて生き延びるかしか無い場所。建築基準法的には建て替えもできないような細い路地の奥なので。でもこの場所は、ここにしかない場所。現代版の井戸端会議ではないですが、人々がふらっと立ち寄ってたまれるような場所になるといいなと思って活動をはじめました。
今年はコンテンツ。イベントをこの場所で行なって、まちの人に知ってもらえるような活動に取り組みました。

Web

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毎年、報告書がてら冊子を作っていましたが、今年はWebを作ることにしました。
一見よくわからない活動なので、なるべくわかりやすく知ってもらえることと広く知ってもらえることを目的として。まだ制作途中でなかなかに大変ですが、完成が待ち遠しいところです。

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内容整理

学生じゃなくて、僕のやった仕事としては内容整理でしょうか。あまりにもボリュームの大きい活動なので、どうにか整理していこうと頭をひねるだけで結構大変です。来年はさらに整理したい。


裏紙ノート(プロダクト)

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今年一番大きいのは、この裏紙ノートかな。

仕事ボリュームや金額的に一番大きいというわけではないですが、自分の経験としては初めてづくしだったのでとても大きいです。オリジナルでプロダクトをつくって、しっかり販売していこうと取り組んだ、初めてのものとなりました。


分類としてはプロダクトデザインですが、ブランディングから何から全部であり、もはやデザインの枠組みを超えています。もともとは、ひとりメーカーというのか、家内制工業というのか、そういう類のものをしてみたいと思っていたので、その手段を実現するためのプロジェクトです。

大きな社会問題から問題意識をもって問題解決とするために、企画→デザイン→制作→生産→販売と一連の流れを全部取り組んでみました。広報や会計、生産技術なども含めて。メーカー勤務経験が効いてきたと実感できました。初めて外注して材料を仕入れたりだとか、販売するためのWebやネットショップを作ったりだとか、プレスリリースを出したりだとか、いろんなことを少しづつ。世の中のこの部署はこういう仕事をしていたのかと知れました。

プレスリリースは大きくて、ラジオで紹介いただけたり、キナリノやSocial design newsというWebメディアで紹介いただけたりしたので、ひとまず大健闘かなと。

uragami-note.com


グラフィック

今年は何のご縁なのか、ビッグネームにお会いできる仕事がありました。歌手の森山直太朗さんのライブ関係でパネルをデザインしたりだとか、プロサッカー選手の能登正人さんのグラフィックを(ほんの少し)お手伝いしたりだとか。お会いできるだけで舞い上がれました。


他にも、個人で本を作ろうとされている方のエディトリアルデザインにも関わることができました。あとはお知り合いのご縁で、会社さんやフリーランスの方の名刺をデザインさせていただいたりだとか。


アカペラ関係のデザインを頼んでいただけたのもいくつかありました。趣味と仕事が繋がる点、嬉しいですね。


CI(ブランディング)

企業ロゴをいくつか担当させていただけました。初めての経験ではないにせよ、自分のつくったデザインがその企業の顔になるというのは、やっぱり責任を感じますね。でも、いずれの会社さんも、Webで僕のデザインを見て、ご依頼いただけた形だったので、そこは救われた点であり、載せていてよかったなと実感できました。


ロゴだけでは、デザインとしては不十分なので、ブランディング全体をしたいなという想いもあります。ひとつの会社さんには、その想いをお伝えして、次のステップへと一緒に協力させていただけるように進行中。うまく進むといいなぁ。




アカペラ

趣味のアカペラ活動ですが、プロジェクト化できるといいなという想いがあります。趣味は趣味なので、お金を稼ぐ仕事にするという目的のプロジェクトではないですが。来年ぐらいから地道に動いていきたいなと思っていて、今年は、一旦そういう想いとは関係なくいろんなことしました。4年目のアカペラサークル鱧浪会(はもろうかい)で。

鱧浪会全体では、他にも色々な動きがあるけど、個人的に行なってできたものは以下でしょうか。


ハモろう教室の企画

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月2回の定期練習になかなか人が集まらないという問題があったので、どうにかできないかなと月1回の定期練習「ハモろう会」と月1回の勉強会「ハモろう教室」にわけることにしました。そうして自分たちで回せそうなしくみを考えました。

思えば、鱧浪会では僕は企画隊長みたいになってしまっていますが僕のアイデアは全部、問題と思っていることの解決なのかもしれません。ありきたりな解決方法や一般解ではなく、一度自分の頭で咀嚼した解決方法を考えてみるイメージ。おぉデザイン思考がこんなところに。


このハモろう教室は2月から始めて11回、なんとか毎月継続できました。次回1月で丸一年達成です。勉強会とはいえ自律型を目指しているので、自分たちで講師役・進行役を担当していて、ハードルは低いのですがそれでもやっぱりメンバーやいろんな人の協力をいただきながらで、なんとか続けてこれました。

立派な鱧浪会の実績になったなぁ、と思っています。


デザインワークショップ開催

そうそう、この勉強会「ハモろう教室」において、僕の担当の回では「デザインワークショップ」ができました。公私混同バンザイ。

いや、公私混同がしたかったわけではなく、あくまでデザインの視点をアカペラ活動にも取り入れて伝えたかったからでした。この回はグラフィックデザインとして、みんなでリーフレットを作りましたが、グラフィックとかじゃなく、伝えたかったのはデザインの視点やプロセス。

ハモろうノートづくり

ハモろう教室で使うことを目的として、参加メンバー向けに「ハモろうノート」をつくりました。ただのリング式で追加が簡単にできるノートです。

せっかく勉強会をしても、それがただ「あー楽しかったね、そんなのあったね」と忘れる思い出になるだけは避けたい。だったら、ノートを作って参加した回の内容をファイリングできたり、そこに自分の思考を記入できたり、他のメンバーからのコメントがあったりしたら、ただの思い出から違うものになるだろう、というような狙いです。

このノートを作ってからは、イベントのリーフレットや合宿のしおりも全部ファイリングできる形状にデザインしているので、鱧浪会関係は全部集約できるようにしていきたいと構想中。

作曲合宿の企画と運営

もともとは、なかなか集まれないメンバーが仲良くなって居心地よくするために考えて行なったのが合宿の始まりです。

今年は作曲の合宿になりました。僕自身、作曲なんてしたことないけど、教えられなくてもできるものもあるだろうと考えてそういう内容にして。合宿は必要と思ってはじめましたが、こんなに仕事多くなるとは思っていませんでした。合宿のしおりのデザインだけしてたいと思いつつも、そういうわけにはいかず、企画と運営と。もともと人にものごとを振るのは苦手ですが、仕事じゃないので、余計に難しいです。その辺が課題かな。


Webサイト制作

鱧浪会のWebサイトを作りました。hamoroukai.com。会社じゃないので.comじゃないんですが、「鱧浪会どっと混む」になると良いなという願いを込めてるとかなんとか。

Webサイトにアクセントがほしかったため、イラストをイラストレーターの方に頼んだのですが、その過程で「はもろー君」キャラクターが生まれました。Webサイトを見て、見学希望の連絡などをいただけることもちょくちょくと出てきたので、ひとまず満足。


ブログ更新率の向上

鱧浪会の活動がちょっと変わった形になってきたので、ちゃんと記録して残しておく&広めることが大事になりそうだなと考えて、ブログをちょくちょくと更新するようになりました。2016年は6記事でした。他のメンバーにも半ば強引にお願いしたりしながら進めていると、2017年は現状で35記事、実に前年比583%の更新率です。

更新率に目が行ってしまって、内容が不十分なところはあるので、今後は少しそこに目を向けられるといいなと思っています。

初の外向けライブ企画と運営

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今年は、初めてお客さんを招いて歌うライブを行うことができました。

来てもらって歌を聴いてもらって「はいありがとうございました」じゃなくて、一般の人に対して、音楽ライブの敷居を下げた内容にしたいと思いました。今の鱧浪会の雰囲気を十分味わえたり、ずっと聴いてなくても楽しめるようなものにできたらいいなと考えて、食事しながらのライブになりました。喋っててもOKな雰囲気。そして、その食事は出来合いのものじゃなくて、自分たちで作ったもの。作ったというか作りながら。一風変わったレストランライブになりました。


お客さんに聴いていただくことに重きをおくとはいえ、自分たちも楽しむことは忘れてはいけないので何かしようと考えました。その中で、採用したのが「蛸紹介」と「ひとりアカペラ」です。蛸紹介は他己紹介です。自己紹介じゃなくて他己紹介。己の紹介を他の人みんなからしてもらうもの。メンバーみんな楽しんでもらえたようで良かったです。ひとりアカペラは、普段歌声をあまり知らない人の声もじっくり聴けるように&仲良くなるきっかけになるように行なったものです。ひとりでアカペラ。多重録音とかじゃなくて、ただBGMの無いカラオケみたいの。

ちなみに、お客さん用のライブのしおりと、メンバー向けのライブのしおりの2種類を作る羽目になって、それはそれは面倒で大変でしたが、楽しく面白いものにできたかなと思っています。



まとめ

今年は突発的なことがあったわけではなかったですが、一つ一つがタネであったり、それが芽を出してきたりという実感が少し感じられるような内容だったように思います。
突発的な転機じゃないけど、もしかすると、ある意味ではこれが転機になるのかもなぁ、なってくれないかなぁ、とそんな2017年。


仕事とは「幸せに生きるための手段」かなと最近は考えているのですが、僕にとってはデザインもアカペラもそういう意味ではどちらも仕事。

デザインはお金をいただいていますが、デザインもアカペラもスキルを磨いたり、やりがいを見つけたり、人とのつながりを感じたりと、得るものだらけです。これからも、いい仕事していけるといいなぁ。


そして、来年は、得るばかりじゃなくて、そろそろ人に与えられるように考えて動いていかないとなと思います。日々精進、精進。



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お祭りをつくる。

日本で唯一鍾馗さんを祀る神社が京都にあります。


陶器神社とも呼ばれる、若宮八幡宮社という神社の境内に、その神社があります。2013年に建立された新しい神社、鍾馗神社です。





祭りをしてきました。


毎年、といってもまだ第4回目ですが、その神社でお祭りを行なっています。11月上旬。今年も行われました。大学のプロジェクト活動の中のひとつです。僕がプロジェクト活動に関わりはじめて2年なので、2回目の参加です。


1から考えて、つくるお祭り。



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学生の活動ですが、いずれ地域の人にバトンタッチできることを目指して、毎年どうすべきかを考え、取り組んでいます。今年は灯籠をワークショップで作って、祭りにつなげていこうという目論見でした。



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神事もしっかり宮司さん権宮司さんに行なっていただいています。


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お祭りの一番の見所は、鍾馗さんと鬼の舞、奉納舞でしょうか。今年は、昨年の動きを継承することに取り組みました。



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今年は、地元の人や、通りすがりの観光客の人も含め、多くの方に見ていただけました。嬉しい限りです。


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限定グッズの販売も行なっています。ちなみに今年は新しいデザインの手ぬぐいをつくりました。我が家にも飾っています。


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その後は、屋根に飾られた鍾馗さんをお祓いする巡行舞です。境内を出て、まちへ繰り出します。


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ぐるりと巡って戻ってくると写真撮影もできます。






上手くいったことも、あまり結果が得られなかったことも多くあり、また次年度へ活かすことができそうです。今年は、いいアドバイスをいただけたり新たな発見もあったりしました。



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また来年。おそらく11月上旬です。ぜひお越しくださいね。よろしくお願いします。





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「忘れられたモノゴトに、もう一度目を向け、そこにある記憶をすくう」という取り組み。

大学で行なっているプロジェクト活動が、noteで記事になっていました。

note.mu


こうして取り上げていただけるのはほんと嬉しい限りです。ちなみにこのプロジェクトは、授業の一環として大学生が行なっている活動です。

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捨てられていくものにアートの価値を加える。すると廃棄物から価値のある作品に変化する。大切なことはまちの遺産に目を向けるかどうか。意識とアイデア次第でマイナスをプラスに変えることが出来る。


取り上げていただけたnoteの記事にもこうして記載されていますが、「忘れられた文化などをアートで再生する」というプロジェクトなのです。


こうして文章にしてもまだ距離がありそうですが、この「忘れられた」や「文化」という言葉を、枠組みを少しずらして見てやると、身近ないろいろなものに繋がります。


それは、取り残されたハコモノを再度利用するために行なう「リノベーション」であったり、大量生産で捨てられた材料を別のものに変えてやる「アップサイクル」だったりっていう捉え方をすることもできそうです。




現代になって、捨てられたり見放されたり忘れられたモノゴトに対して、もう一度目を向けて、そこにある記憶をすくう。そして、それを伝わるようにアート再生する。このような取り組みは、今や分野や業界という境界を越えて、必要になっているのかもしれませんね。





maka2pro.main.jp

余談ですが、Webサイトも学生広報チームが作ってくれています。Web構築がMUSEなので後々不安ですけど、自主的にどんどん進めてくれて嬉しい限り。自分から進めていると、どこかで何かと繋がりますよね。そういう体験してもらえるといいなぁ。SNSもあるので、みなさまぜひよろしくお願いしますー。




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長い間使ってもらいたいデザイン。だからロゴのないデザイン。

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裏紙ノートにはロゴマークがあります。タイトルにいきなり反してますが。こんなの。でも裏紙ノート本体には、革の表にも裏にもロゴをつけていません。印刷も刻印も無く、装飾はひとつもありません。ロゴのないデザイン。


それは、永く(長く)使ってもらいたいから。そして、自分だけの愛着のあるものにしていってもらいたいからです。自分でデザインして言うのはなんというのか恥ずかしいですけど、それが想い。






デザイナーとしては裏紙ノートブランドを広めたいし、ブランドの価値を感じていただきたいので、ロゴマークや名前を革につけたいという気持ちは大きいです。


でもこの裏紙ノートは、ずっと使っていってもらうことこそが大事です。ノートのページを使い切ったらそれで終わりじゃなくて、裏紙がある限り使い続けられます。永く使ってこそ、裏紙を減らすということに繋がるのだから、途中で使うのをやめるということは無くしたい。






裏紙ノートの3つのデザイン

裏紙ノートには、3つのデザインを施しました。

  1. 染めていない本革になりました。
  2. 必要最低限なとてもシンプルな形・シンプルなしくみになりました。
  3. そしてロゴも革にはつけないことにしました。

永く使えるデザインにしよう」と考えた結果です。




ヌメ革

革製品だから、耐久性もあり丈夫です。染めていない本革だから、使っていくうちに色がじっくりと変わっていきます。変わっていく姿を楽しみながら永く使ってもらうことで、それぞれの人にそれぞれの愛着が湧かないかなと考えました。


シンプル

シンプルな形とシンプルなしくみは、飽きないようにです。形だけじゃなくて、動作(折ってはさむだけ)もシンプルにすることで手間を無くして、永く使いやすいようにしました。


ロゴ無し

ロゴをつけると、良くも悪くも意識がそっちに向かってしまいます。良い意味ではブランドを感じられること。悪い意味では「ブランド>自分のもの」となってしまうこと、という気がしました。

願わくば、「裏紙を減らすために使おう」って考えられるよりも、「愛着のあるお気に入りのものだから使おう」って感じてもらって使ってもらいたいです。それがベストで、結果としてもより裏紙減らすことにも繋がるはず



そんな理由で商品本体にはロゴをつけませんでした。







この3つのデザイン方針によって、とてもすっきりしたシンプルな外観・使い方のノートになりました。そうそう、裏紙を使うのはもちろん、家にある余分な紙があれば、A4なら2回折り、A5なら半分に1回折るだけで、さまざまな紙がノートとして使えますよ(もちろん家にある余分な紙じゃなくてもね)。




uragami-note.com

裏紙ノート、どうぞよろしくお願いしますー。





P.S.
できる限り広めていきたいなと思ってるわけですが、はてなブックマークってどうやったら押してもらいやすいんでしょうね。
よければはてブも、ご協力お願いしますー。


関連記事

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裏紙ノートのデザインマニュアルづくりと、Web改良しました。

おかげさまで、ブログやSNSでしかまだお知らせしてはいないのですが、「裏紙ノート」が好調です。
日々たくさん出るA4の裏紙を、使っていけるノート。

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よかった。。
ありがとうございます。




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新しいものをつくったり、デザインするときというのはいつも緊張の連続です。
自分の価値観が、伝えたいみなさんに伝わっているのか。その価値観は共感されているのか。
デザイン業界に来て長いわけでもありませんが、まだまだこの感覚には慣れそうにありません。

それでもこうして、思ったよりも好調だったり、好評いただいたりすると、自分の感性や価値観は間違ってなかったんだなとホッとしています。






裏紙ノートデザインマニュアルづくり & Webサイト更新しました。

今日は一日中、机に向かいっきりでデザイン作業をしていました。
裏紙ノート関係。


整理がてら、デザインマニュアルづくり。






あと、Webサイトも更新したので、ぜひご覧ください。
更新といってもコンテンツ自体はほぼ同じで、見た目を改良しています。

すっきりしたかな。

uragami-note.com




在庫ももう少しあるので、よければよろしくお願いします。









関連エントリ

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「霞堂」ロゴのデザイン提案やプロセス

ロゴをデザインさせていただきました。
LIVING霞堂という工務店さまです。


嬉しいことにプロセスなども含めて、掲載を快諾いただけました。ありがとうございます。
いつも感じるのですが、こうして企業のロゴなどに関わらせていただくというのは、自分が協力させていただいたデザイン(しかもロゴなんて顔でもある)が社会に出るというのは、責任を感じるとともに嬉しいものですね。



ご依頼

シンプルなロゴをご要望だったということで、これまでデザインしてきたロゴなどをご覧いただいてご依頼いただけました。
ご要望は大きくは、この一点だけでした。

無垢の木を使うことが得意であり、素材として傷や汚れが生じ、朽ちてゆくものをおすすめしている点や、事務所内に飾られている「霞」に関することばなど、やり取りする中で浮き出てきたものをすくい上げながらデザインしていきました。


ロゴマーク

最終的に決まったデザインはこのロゴになりました。

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テーマは「変化」です。
「霞」という目に見えないものを、具現化したかたちです。
モザイクタイルのようなイメージへと置き換えたマークとしました。
各パーツを正方形のきっちりとした四角のかたちとすることで、実直な仕事というイメージ表現としています。
また、事務所内に飾られていることばから感じられた「変化」や、素材としてお使いの無垢の木を使っていくことで経年的な「変化」をしていく様子を表現しています。

このロゴの特徴として、同じ枠組みの中であれば、モザイクタイルのパターンを柔軟に変えても認識できるところです。基本パターンを軸として、状況に応じて柔軟に変化させてご使用も可能なところがユニークな点でしょうか。

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カラーリングや展開

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偶然にしては嬉しい内容ですが、日本の伝統色には「霞色」という、ほんのり紫がかった薄い灰色があります。
霞堂さまのロゴとしては、これ以上にふさわしい色はないと考え、これを軸とすることにしました。
ただ、霞色そのものでは「和」のイメージが強すぎたため、イメージに合うように少し調整をほどこしたものをロゴのカラーリングとして使用することにしました。

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ロゴの展開案としては、書類やカードの端などに、ロゴマークを一つの装飾パターンとして利用することができます。


プロセス

最終的には先のロゴに決定したのですが、提案としては他に2案、計3案のデザインを提案させていただきました。

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「霞」という文字に魅力を感じ、グラフィックとして利用した案。
霞という文字を、マークとして検討しているうちに、横棒のキレイな配列に特徴を見つけました。
縦棒を削り取ることで、まさに霞がかったような印象を受けるとともに、雨冠の長い横棒2本が建物の屋根のように現れました。
家型のロゴを探してはおりませんでしたが、工務店という業種ならではなのマークであるように感じました。

右下の「又」の部分は、他の部分からの「変化」を表すとともに、右へと続いていくことで「未来へのつながり」を表現しています。無垢材の木と、人との距離感は親しみやすい距離感であると感じ、ロゴマーク全体としては柔らかみをもたせたかたちとすることで、親しみやすいものとしました。



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もう片方の、シンプルさを追求したデザイン案。
テーマは「夢」や「理想のイメージ」でした。
吹き出しのようなマークは、「霞」を具現化したモチーフでありながら、「イメージ・夢・理想」などのモチーフでもあります。
家にせよ改装工事にせよ、ご依頼されるお客様にとっては、高額な買い物となるものなので、一人ひとりに「こんな家だったらいいな。こんな暮らしがいいな。」といった「イメージや夢や理想」があるかと思ったので、それらを具現化した象徴的なデザインとしました。
これからの理想の暮らしのイメージとなるロゴマークです。



まとめ

基本的に、ロゴなどをデザインさせていただくときは、今回同様に2,3案の提案をさせていただいています。

いつも、デザインを検討している段階で、これは「本命の案」だな、とかこれは「チャレンジ案」だな、と自然と分かれていきます。
それらは表記することもお伝えすることもないのですが、そうして提案すると多くの場合は「本命の案」を選んでいただけます。
そして、基本的に「チャレンジ案」は選ばれません。
他の案に比べて、少しひねりが強めだからでしょうか。


今回は珍しいことに、チャレンジ案が選ばれました。
霞 = モザイクタイルとして表現している点や、そもそもモザイク状のロゴを選んでいただけるかが不安でしたが、チャレンジ案はアイデアが強く入っているので嬉しい限りです。バンバンザイ。


ロゴをデザインするというかたちでのお手伝いはここまでですが、これからこのデザインしたロゴが人々の目に留まって、工務店仕事のお手伝いをしていってくれることを願っています。




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