裏紙ノートにはロゴマークがあります。タイトルにいきなり反してますが。こんなの。でも裏紙ノート本体には、革の表にも裏にもロゴをつけていません。印刷も刻印も無く、装飾はひとつもありません。ロゴのないデザイン。
それは、永く(長く)使ってもらいたいから。そして、自分だけの愛着のあるものにしていってもらいたいからです。自分でデザインして言うのはなんというのか恥ずかしいですけど、それが想い。
デザイナーとしては裏紙ノートブランドを広めたいし、ブランドの価値を感じていただきたいので、ロゴマークや名前を革につけたいという気持ちは大きいです。
でもこの裏紙ノートは、ずっと使っていってもらうことこそが大事です。ノートのページを使い切ったらそれで終わりじゃなくて、裏紙がある限り使い続けられます。永く使ってこそ、裏紙を減らすということに繋がるのだから、途中で使うのをやめるということは無くしたい。
裏紙ノートの3つのデザイン
裏紙ノートには、3つのデザインを施しました。
- 染めていない本革になりました。
- 必要最低限なとてもシンプルな形・シンプルなしくみになりました。
- そしてロゴも革にはつけないことにしました。
「永く使えるデザインにしよう」と考えた結果です。
ヌメ革
革製品だから、耐久性もあり丈夫です。染めていない本革だから、使っていくうちに色がじっくりと変わっていきます。変わっていく姿を楽しみながら永く使ってもらうことで、それぞれの人にそれぞれの愛着が湧かないかなと考えました。
シンプル
シンプルな形とシンプルなしくみは、飽きないようにです。形だけじゃなくて、動作(折ってはさむだけ)もシンプルにすることで手間を無くして、永く使いやすいようにしました。
ロゴ無し
ロゴをつけると、良くも悪くも意識がそっちに向かってしまいます。良い意味ではブランドを感じられること。悪い意味では「ブランド>自分のもの」となってしまうこと、という気がしました。
願わくば、「裏紙を減らすために使おう」って考えられるよりも、「愛着のあるお気に入りのものだから使おう」って感じてもらって使ってもらいたいです。それがベストで、結果としてもより裏紙減らすことにも繋がるはず。
そんな理由で商品本体にはロゴをつけませんでした。
この3つのデザイン方針によって、とてもすっきりしたシンプルな外観・使い方のノートになりました。そうそう、裏紙を使うのはもちろん、家にある余分な紙があれば、A4なら2回折り、A5なら半分に1回折るだけで、さまざまな紙がノートとして使えますよ(もちろん家にある余分な紙じゃなくてもね)。
裏紙ノート、どうぞよろしくお願いしますー。
P.S.
できる限り広めていきたいなと思ってるわけですが、はてなブックマークってどうやったら押してもらいやすいんでしょうね。
よければはてブも、ご協力お願いしますー。