イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

たわごとコラム

気づけば34歳です。
別に誕生日というわけでもなく(誕生日は1月なので)、前触れもない年齢の話でした。


さて、
大学の、しかも芸大の通信教育部では、いろんな人がいます。
僕のいる、空間演出デザインコースでは、正確な情報は知りませんが20〜40代の人が中心でしょうか。
年齢も、経歴や所属も、住んでいるところも、性格もちがう人たちが集う場所です。
いろんな人がいるので、尊敬できる人も多い気がします。
いろんな人たちの集まりという中で、唯一同じところというのは、「希望を胸に抱いて」学んでいるというところです。
人それぞれに、学ぶ目的は違うけれど、希望を抱いているところは同じです。
学位がほしい。資格が取りたい。転職したい。好きなことを学びたい。仕事の幅を広げたい。などなどなど。
未来の自分の姿が理想に近づくように、それに向かってねだっているだけではなくて、歩き出そうとして、忙しい中、大学に来ています。
そんなふうに映ります。


と、ここで冒頭の年齢の話に戻りますが、今34歳な僕は、20代の後半あたりから、毎年が転機となっているような、そんな人生を送っています。
本や新聞の記事になるような、そんな華々しい人生ではなくて、ごくありふれた、地味でささやかな人生の中の転機ですが。
「地味でささやかな」とはいえ、友人と話したりしていると、自分はマイナーなんだなと感じます。
転職したり、大学入り直したり、退職したり、個人で仕事したり、大学で働いたり。
いつからか、敷かれたレールではない道にやってきたようです。
踏み外したり、寄り道したりしているうちに、今歩いてる道に来ていました。


これで良かったのかなと、不安になることも多いです。
もしかしたら、あのまま転職したり退職したりせずに働いていた方が良かったのかな、とか思うことも多いです。
でも、きっと、将来、人生を振り返ったときには、こうして歩いてきた道にたどり着いてよかったなと思うんだろうな、って感じます。
今のところ訪れている「毎年転機」っていうのは、人生を振り返った時に、思い出して余韻に浸れることが多いかどうか、それが深いかどうかっていうのに関わってくるんでしょう。
それが、人生を悔いなく過ごせているのかどうかってことに繋がるような、そんな気さえします。
そしてその、毎年転機っていうのは、どういうことかと考えると、未来に希望を抱いて一歩が踏み出せたかどうか、なんだと思います。

時折、不安になることがありながらも、今にそれなりに満足していて、振り返っても、それなりに満足できる人生を進んでいます。
この道に来て良かったなと思えるということは、今後もこうして歩く方がいいんでしょう。


将来はどうなるかわかりません。
わからないから不安で、堅実に思える道を歩んだりしがちです。
もちろんそれは悪いことでもなく、しっかりとした考えの行動だと思いますが、人生の満足度っていうのは、悲しいかな堅実さと比例しているわけではありません。

将来がどうなるかわからないなりに、希望に向かって、今を楽しみながら、そして、道を探ったり作ったりしながら自分たちで歩く。
その状態を維持する。
実は、それこそが充実した人生を過ごすための、大きな要因なのかもしれないなー、

とか。

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