イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

遊ぶことが学ぶこと。遊学旅行2017

京都造形芸術大学 通信教育部の空間演出デザインコースでは、毎年ゴールデンウィークあたりに「遊学旅行」というイベントが行われています。
空デ研究室公式のイベントです。
僕は去年が初参加でしたが、今年も参加してきました。

記録写真は撮るのがどうも苦手で、毎回忘れてしまって、一枚も撮っておりません。すいません。




代わりに、近くの風景写真だけ載せておきます。
遊学旅行は2泊3日のイベントです。
京都北部の久美浜町という場所にある、京都造形芸術大学のセミナーハウスで時間を過ごし、宿泊をします。

去年2016年は、参加人数も多く、シェフのU田先生もそれはもう大変だったようですが、今年は学生さん+教職員スタッフ合わせて25名程度でした。
定員を設けたこともあって、相部屋となる部屋割りもいい感じでした。
2012、2013、2014、2015、2016、2017年度生(卒業生含む)と、いろんな代の入学生がおられました。2012は僕ですね。




遊学旅行は、自由に遊ぶイベントです。
決まっていることは、ごはんの時間ぐらいでしょうか。
各々が遊び、その中から自分の創造の時間をつくります。

「無為の時間を楽しむ」というのは、したいと思っても、日頃なかなかできるものでもないので、こういう機会は良いですね。
しかもいろんな年代の仲間がいるので、刺激になったり交流になったり。





3日間の時間の中で、みなさんいろんなことをされていました。
・今年も料理をつくり続けるU田シェフ。
・ひたすらに火を炊き、合間に彫刻をされるT尾師範。
…を筆頭に、
・6人で写真の勉強しながら製本を学び、共同作品をそれぞれに作られている人たちや、
・日頃なかなかできないデッサンをされている方。
・凧部あらためパンケーキ部の人たち。
・卒業制作の延長でプチワークショップをしたり、砂浜から材料調達を行って制作を続けておられる方々もおられました。
などなどなど。


僕は僕で、先日手に入れたマクロレンズ(TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO)を使って撮影してみたいなと、撮影散歩したりもしていました。

ちいさな植物を撮ったり。


石や貝殻を撮ったり。


漂流物や、シーグラスを撮ったり。





3日目には、俳句の句会も行われます。
去年の僕の句は、
「悠々と 遊学に深く 春の夕」
でした。
そういえばデザインフェスタのためにひたすらに制作をしていたのでした。
俳句というのは、時間と空間を閉じ込める、という牛蒡先生のお言葉を実感します。

そして今年も詠みました。
「晩刻に 時も色をも 刻々と」
今年は、2つの要素を入れました。俳句のデザインというのか。
ひとつは去年に引き続き、韻を踏むこと。
そしてもうひとつは、書き手(僕)と読み手(参加者のみなさん)で、違う情景が浮かぶこと。
どちらも成功したようで、しかもいろんな人に選んでいただいて賞品いただけました。歳時記。ラッキー。




…と、毎回、他のみなさんの作品を勝手に載せれないのが悩ましいところですが、そんな充実した学びと遊びが混在した時間です。
空デの学生のみなさまは、意外とこのブログを知っているという風のウワサがありましたが、そんなみなさまにこそおすすめです。
来年度、ぜひ一緒に行きましょう。