2015年8月に読んだベスト5のおすすめ本

先月は"ひとこと書評"として、いちよう読んだ本全部にコメントをつけてみたわけです。

<a href="http://maili.hatenablog.com/entry/2015/08/21/160946">ひとこと書評(2015/7) - イリモノ</a>maili.hatenablog.com

まーこれが、意外と結構大変で。
というわけで、早速今月はくじけることにします。
というわけで、せめて今月はコメントをベスト5だけでも。ね。

こうして来月はベスト3だけになってしまうんだろうか。
いやそこは、がんばりたい。

2015年8月ベスト5のひとこと書評

ベスト5 ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

作者: マルコムグラッドウェル,Malcolm Gladwell,高橋啓
出版社/メーカー: 飛鳥新社
発売日: 2000/02
メディア: 単行本
購入: 29人クリック: 711回
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インターネットがまるで空気のように当たり前に身の回りにある状態になったことで、オシャレな商品や新しい製品がtwitterやfacebookなんかのSNSで、爆発的に売れたりするようになりましたね。
その、爆発的に広がり始める瞬間のことを、ティッピング・ポイントって言うみたいです。
そんなティッピング・ポイントについての説明と、なにがティッピング・ポイントをもたらすのか、について書かれた本。
すごい具体的な解決法がかかれているわけでもなく、ボヤッとしすぎてるわけでもないのが、ちょうど良くて。
ヘタにマーケティングの勉強をするぐらいなら、この本の方がよっぽど価値があるように感じました。

ベスト4 建築を、ひらく

建築を、ひらく

作者: オンデザイン
出版社/メーカー: 学芸出版社
発売日: 2014/06/13
メディア: 単行本
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最近、気になっていて、よく目にするようにもなってきた建築設計事務所"オンデザイン"の本。
建築物の事例だけじゃなくて、仕事への想いやプロジェクトの進め方など、建築やデザイン関係の人にとっては色々と参考になりそうな感じです。
仕事に関しては、上下関係のない、対等な関係である組織っていうのは僕の理想的な働き方なのでうらやましい限り。超個人的な夢として、小さくとも組織を作って働けたら良いなと思ってるので、またその時には、Studio-LとかR不動産とかも含め、参考にしたいな。

ベスト3 紙の動物園

紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

作者: ケン・リュウ,古沢嘉通,牧野千穂
出版社/メーカー: 早川書房
発売日: 2015/04/22
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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"静"な面白さ。
ひとつひとつの物語は短編なのに、その物語の世界観にすぅーっと入れます。そしてスッキリと終わるハッピーエンドでもないのに、この読後感の良さ。
特に本のタイトルにもなっている１つ目の"紙の動物園"は出会えてよかったなーって物語でした。

ベスト2 微視的設計論

中村拓志|微視的設計論 (現代建築家コンセプト・シリーズ)

作者: 中村拓志,メディア・デザイン研究所,牧尾晴喜
出版社/メーカー: LIXIL出版
発売日: 2012/09/20
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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僕の好きな建築士の一人で、今や飛ぶ鳥を落とす勢いな中村拓志さんの本。
"恋する建築"では、事例を説明しながら紹介していく内容でしたが、この"微視的設計論"では事例を説明しながらも、どちらかというと中村拓志さんの考え方にスポットがあたっている内容です。
僕のデザインするものは、コンセプトなんかはそれなりにまとまったものでも、それを具象化する際に面白みがないものになってしまうことが悩みだったりするので、中村拓志さんの建築のようなひと目で魅力が伝わってくる作品を作りたいなと思って辿り着いた本ですが、大満足。

ベスト1 社会学がわかる事典―読みこなし使いこなし活用自在

社会学がわかる事典―読みこなし使いこなし活用自在

作者: 森下伸也
出版社/メーカー: 日本実業出版社
発売日: 2000/12
メディア: 単行本
購入: 10人クリック: 44回
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社会学を俯瞰したわかりやすーい入門書。
再大学生をして学んだ専門は"空間演出デザイン"だったわけですが、これは、"人と人との関係"とか"人とものとの関係"とかいう、"関係性"を重要視するコースだったわけです。なにかをデザインするっていうのは結局のところ、人間に関係するものなので、そうなると社会学について知っておいて損なことはないだろう、と。
こんなにもわかりやすく、興味深く、特定の学問分野を俯瞰できる入門書は無いんじゃないか？ということで、堂々の今月のベスト1。

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