イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

喜んでもらえるプレゼントとは何か、っていう仮説

人に何かをシェアする。

おすそ分けをする。

要は、プレゼントをするっていうことが時代的に流行っているので、

特に知識は無いものの、プレゼントについて考えてみた。

クリエイティブは無限なものなので、

まだまだイノベーティブなものやサービスが発明されていくとはいえ、

様々な分野のものやサービスに溢れかえっている今の時代。

人に何かをプレゼントするということは、

ものやサービスが不足している時代には、そのもの自身の価値を人にあげる、ってことにも大きな意味があったように思う。

もちろんそれは今も少なからず意味はあると思う。

一方で、人から人へのプレゼントには、「想いを伝える」という面もある。

多くの人が、自分で欲しいものが買えたり、したい体験をすることができる今は、

この想いを伝えるという要素がプレゼントの大きな意味をもっているだろうということ。

じゃあ、その想いを伝えて喜んでもらうためにはどうすれば良いのか?

誤解を恐れずに言うと、こんな感じの仮設をたててみた次第。

 1.私はあなたのことを、こんなにもわかっているよということが伝わるプレゼントを送る。

 2.私はあなたのために、こんなにも犠牲を払えるよということが伝わるプレゼントを送る。

なぜか恩着せがましい文章になってしまったけど、どちらも自分の気持ちを相手に伝える方法。

1の方は、単純にその人の価値観に合ったプレゼントを送ればいいのではないか、という仮説。

例えば、本が好きな人にプレゼントを送るのであれば、好きな作家の本が良いかもしれないし、

ブックカバーも喜ばれるかもしれない。素敵な本屋さんやブックカフェを教えてあげるのもいいかもしれない。

どちらかというと2の方が重要な気がする。

わかりやすく言うと、手作りのものであったり、高価なものがこっち側。

要は、時間やお金なんていう、自分の資源を消費して送るもの。

たとえば、友人から自分の好みからは的ハズレな本を送ってこられても、

「忙しい日の中、このプレゼントは3時間も本屋をウロウロ悩みに悩んで、これかなと思って買った」

なんていうコンテクストとともに伝われば、その友人に感謝や好意の気持ちが芽生えるに違いない。

プレゼントは気持ちが重要という内容のくせに、こんな戦略的なのもどうかと思ったけど、

結果として相手に喜んでもらったりするには、こういうのはどうかな、と思って考えてみた内容。