イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

プレゼントのデザイン

4月の日記でも触れましたが、送別会がありました。
元アカペラグループ、現忘年会サークル「Connectus(コネクタス)」のメンバーというかマネージャーの送別会でした。


この人なくしてこのグループは無いだろう、という最重要人物です。東北へお引っ越しということで、距離が離れてしまいます。
おそらく今後も年一回ぐらい(現状と同じ頻度)会えるつもりではおりますが、なかなかどうして物理的距離というものは大きいもの。
お別れじゃないけど送別会を開催しました。

各自プレゼントと手紙を用意して渡そうよとの流れになり、各々が値段も内容も相談せずにプレゼントを準備しました。
お酒や、楽器、雑貨、スキンケアグッズなど、メンバーそれぞれの個性が現れたプレゼントでした。こういうのが、いいですね。

僕は、絵をプレゼントしました。真剣に描いたけど、へったくそな絵をプレゼントしました。ヘタウマ、にもなれない微妙な絵です。通信とはいえ芸大を卒業して、今も非常勤ながら芸大で働いているのに、絵も描けないのはコンプレックスになっていますが、それでもよかれと、絵を描きました。A4サイズ(21cm×30cm)ぐらいの大きさなのに、絵を入れるスペースが5cm角ぐらいしかないという、なんとも珍しい額(でもものすごくカッコいい額)に、その小さな絵を入れてプレゼントしました。たぶん世の中の大多数の人は、出会うこともないだろう額に、たまたま巡り会えたので、即決だったのでした。もうひとつ贈った手紙は、メッセージカードだとかそんな小さなものじゃなくて、5,000文字を超える、長い文章を紙に刷って贈りました。

ここ最近は、プレゼントを贈る時は、事情のない限り、商品を買って贈るだけ、ということはしないようになりました。というか、そうしています。
これも空デで学んだ一つでしょうか。これも、というか、これが、ですね。おもてなしのデザイン。
いろんなプレゼントの失敗を重ねながら、自分と、贈る人とのことを考えながら、コトの要素が入ったプレゼントを贈るようにしています。たとえそれが、手間もヒマもお金もかかっていなかったとしても。
モノのプレゼントが悪いというわけではなくて(僕はモノのデザインをしていきたいし。)、なんらかの感情が入り込む余地のあるモノをプレゼントにするのがいいのかなと考えています。



自分のデザインとして、とても重要なポイントだと思っているので、そう遠くないうちにこの要素を抽出したり、整理して言語化したりしていけるといいな。


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