アカペラ合宿をしてきました。
滋賀を中心に活動しているアカペラサークル『鱧浪会』(はもろうかい)の合宿です。
とある練習後のティータイムに、「合宿したいね」なんてアイデアが出たことから実現しました初合宿。
こんなイベントは、みんなで進めていきたいのが理想ですが、悲しいかな、そんなスキルは持ちあわせていないことに気づいたのが遅かった。
というわけで、勝手に企画しちゃったこともあり、『鱧浪会 合宿部』と称して、勝手にグイグイと進めてしまった感が満載な、この合宿。
鱧浪会のブログには、また合宿記事を(書けたら)書こうかとも思うので、こっちはそんな合宿部視点の制作サイドな内容でも書いてみようかなと。
地方の社会人サークルの問題点
鱧浪会は、東京や大阪などの都会にあるサークルではないので、集まるのがまず一苦労です。
メンバーは離れたところに住んでいて、都会のように公共交通機関が便利ではありません。なので、平日の夜に練習なんてことはないですし、集まる時も車で集まったりします。
そんなこともあって、サークルとしては1年ほど活動してきたわけですが、飲み会はまだ一回しかありませんでした。車や距離の関係で、飲み会を開くのに労力が要るわけです。
もともと人の良いメンバーが集まっているので、居心地は良いのですが、飲みの場での交流があると、さらに良くなるのになと思っていたわけです。飲めない僕がいうのもアレですけどもね。
そんなときに合宿話が浮上しました。
飲み会が無いという内容と合わさって、ふと思いついたイメージが『フラッと立ち寄れる合宿』です。
車だから飲めないなら、泊まってしまえば良い、的なあれ。
そういうラフな合宿を、年に数回、定期的に開催できたら、楽しく、仲良くならないかなー、というわけです。
そうはいっても鱧浪会は現状、社会人が主体のサークルです。休日2日間を潰してしまっては、フラっと集まれません。
だもんで、試しに今回は金曜夜からの開催にしてみました。
金曜日、みんなの仕事が終わってからゾロゾロと集まりだす。泊まって翌土曜日に練習をして合宿終了。日曜日が丸々空いている。なんて素晴らしいアイデアでしょう。イノベーションを起こしてしまったか。
合宿内容の検討
というわけで、金土という合宿を、どういう内容にしようか考えてみることにしました。
金曜は集まるのがきっと遅くなります。なんてったって、大阪から滋賀に向かう人もいます。いっそのこと、アカペラサークルなくせにアカペラをするわけでもなく、ただひたすらに飲み会を楽しんで、仲良くなることに徹する時間にしよう、と。
土曜は、普段の練習ではできないことをしよう。できれば決められた内容ではなくて、自分たちのしたいことや思いついたことができる場にしよう、と。
とにかく、ひとりひとりにとって、居心地よいサークルにしてもらえたら嬉しいなと思い、テーマは、
『いまよりも ここちよい場所 つくろうかい』
そういうわけで、宿泊場所は気兼ねなく盛り上がったり楽しんだりできる場所を探しました。
その結果、開催地となったのは栗東にある『こんぜの里』
バンガローを棟単位で借りることができます。
ちなみに泊まったのは、この2棟なわけですが、ここなら歌っても問題なさそうです。棟で値段が決まっているので、人数次第では料金も安そうです。
問題は食事ですが、キッチンが付いてることを利用して、自分たちで料理も楽しめるようにできれば、と考えました。
材料だけ買って、作りたい人が作るシステムです。
愛着づくり
さてさて、イベントごとには、やっぱり参加メンバーの盛り上がりや、気持ちの統一が欠かせません。
外部ライブではないので、内輪な盛り上がりでもよいから、気持ちをひとつにして楽しめるようにしたいと思いました。
まずは愛着の湧くネーミングでしょうか。
合宿の飲み会イベントのネーミングを、鱧浪会をもじって『鱧浪屋』(はもろうや)にしてみました。
鱧浪会も、そもそもダジャレスタートなので、もうここまで来たら、このダジャレネーミングをフルに使いまくるしか、僕らに残された道はありません。
ということで、ネーミングに『屋』の文字もつけたし、居酒屋調にすることにしました。
居酒屋 鱧浪屋のコンセプトは、
『さぁさぁみなさま 飲めや歌えや はもろうや』
でございます。
合宿アイテム作り
合宿といえば、しおり。という安易な考えから、しおりを作ることにしました。
しおりといっても、スケジュールなり持ち物が書いているようなものではなく、サークル内のコミュニケーションになったり、なにかタメになったりするようなツールが良いなと考えました。
ということで、鱧浪会に繋がりのある人にお願いして、コラム的な文章を書いてもらうことを思いつきました。
そうしたら、その人のことが少しわかるし、少し知りたくなるし、知らない世界に触れられるかもだし、ってな感じのイメージで。
「テーマは何でも良いです」的な、わりと無理めなお願いの仕方だったので、断られる前に食い気味にお願いして、乗り切りました。
そんなこんなで無事に完成。
A5サイズで8ページぐらいの小冊子ができました。予算もないので手づくり。思ったより大変でした。家のプリンタだったので、印刷もそれほど綺麗じゃない手作り感。
卒業制作を思い出しました。ひたすら作ってたなー。
次回の合宿は、ぜひ予算をもぎ取って、より良いものを手間を省いて作ってやろうと企んでおります。
次回以降も文章を書いてもらうのでよいのかは検討の余地ありですが、喋ったりSNS以外のコミュニケーションで、考えを伝えたり関わったりすることで、みんなの人柄がわかったり、絆が深まったり、感情を共感したりしていける方法を探っていこうと思います。
とりあえずは、順番制で書いてもらう人を回してみようかな、と。
家の中に余っていた紙が2,3枚あって、それぞれバラバラな種類だったので、東急ハンズでさらに種類を増やして、選べる表紙に。
コピー用紙で箸の袋も作成。
ランチョンマットならぬ、ランチョンマップも。
合宿参加メンバーの住所地や、鱧浪会のこれまでのイベント場所を記したマップです。
とりあえずの目標を、近畿圏の全県制覇にしようかなと思います。
あとは、オリジナルエプロンとかも作りました。どこに注力しているのでしょうかアカペラサークル鱧浪会。
無事、開催。終了。
そんなこんなで、このブログ、合宿部 制作編の内容でしたが、無事に合宿終了しました。
寒い時期だからか、バンガローも利用者は僕たち鱧浪会だけだったので、思う存分はしゃぎました。
テーブルの配色とミスマッチですが、しおりやらも、喜んでくれた人も少なからずいて、満足満足でございます。
スベったら、バンガローの隅で一人で、やけ酒をしてたところでした。
かかった費用は、一人およそ6,000円。
現地までの交通費は入ってませんが、宿泊費やら飲み代やら、練習場所代を入れてこの金額なら、フラッと定期開催も可能かな、ってな感じがします。
金土の合宿、なかなか良いですね。成功、成功。
一方で、反省点もかなり多いですが、鱧浪会に入っていない人も参加してくれて、みんなそれぞれ楽しんでくれたようなので、ひとまず初合宿は成功かな、と思いたいです。
そしてこうやって、鱧浪会外部の人が参加してくれたのは、僕の中ではすごく大きいことでございました。
鱧浪会は僕を筆頭に、基本的には人見知りなメンバーで構成されているので、外部にグイグイ顔を出していく、というよりは、どんどん外部の人も招いて、精一杯のおもてなしすることで、交流を深めたり、顔を覚えてもらったりしていく方が向いているのかもしれません。
ひたすらに居心地よい空間を自分たちでまずは作って、楽しんで、そして、その居心地のよさを他の人にも味わってもらう。漠然としたイメージですが、そんな方法もありな気がします。そんな方向性で、また勝手に探っていこうかなと思います。
twitterもあります。
さてさて最後に、またまた宣伝ですが、鱧浪会はtwitterもしております。
よければフォローいただけたら、活動情報や鱧浪会内部情報も流れるんじゃないかと思います。
鱧浪会には、『宴会部長』と称して、飲み会だけ参加するアカペラしてないアカペラメンバーもいます。
『非常勤役員』と称して、都合つくときだけ遊びに来てもらって、発声などを教えてくれるメンバーもいます。
わりと自由なかたちでやっております。
参加資格は、アカペラ好きで、いい人であればそれでOK。
ということで、
ごひいきに。
みんな一緒に はもろうかい。