もう先月のことになりましたが、タイルを窯から出しました。
レンコン畑の土を掘り始めてから、半年。
ようやく、一から作ったタイルとのご対面です。
このイベントも、循環型デザイン活動「ACG Project」の中のひとつです。
これまでの記事一覧はこちらからどうぞ。
というわけで、11/28に行ってまいりました、久美浜。
2週連続の久美浜です。
8:00 出発
前回がかなりギリギリの到着。というか、2分遅刻だったので、今回は週末土曜日ということもあり、30分早めの8:00出発。
日頃の行いがよいのか、何事も無くスムーズに走り、早すぎる到着。
なかなか人生うまくいかないものですが、時間が余ったのをいいことに寄り道して、超有名らしい「冨田屋」で早ーい昼ごはん。
安い・旨い。最高です。リピート確定。
13:00 窯オープン
今回は無事に遅刻もせずに到着し、作業開始です。
塞いでいた窯の開口部の、土やレンガを取り除いていきます。
ようやく、焼き上がったタイル達との、ご対面です。
畑を掘り、土をこね、形を作ってきたタイル。
タイルを敷き詰めるデザインをしたら終了かと思いきや、いつの間にやら中心メンバーになって、いつの間にやらマネージャーになっていたこのプロジェクトも、ついにメインイベントです。
13:30 タイルご対面
…。
なんとまぁ、棚が倒れているではありませんか。
えらいこっちゃ。えらいこっちゃ。
大きな不安をかかえながら、取り出してみると、幸いなことにタイル達に大きな被害は無かったよう。
窯を塞ぐ時か、塞いだ後の冷却中に倒れたようで、タイルは焼き上がっていたんでしょうか。
なんにせよ、よかったよかった。
そして、
これが穴窯で焼いたタイル。
電気窯での仕上がりとは、全然違います。
なるほど、だから苦労をしても穴窯で焼く価値があるのか、と身を持って体験。
これからは、陶芸を見る眼が変わりそうです。
白の釉薬タイルにも、綺麗なビードロの雫がついています。
あぁ綺麗。
計算されない美しさには、これまであまり価値を見いだしてこれなかったところがあったわけですが、これを機に180度変わってしまいそうです。
同じ型から作ったタイルでも、ひとつひとつの表情が違って、すごく味が出てきました。
このままポケットに入れて盗んでやろうかなんて、頭によぎるぐらい綺麗でした。
16:00 窯出し終了
さてさて、
予想以上に、ワビサビ感に溢るるタイルが完成したわけで。
個人的には、この美しさは綺麗で嬉しい限りなんですが、デザインしていた色目とは随分異なってしまいました。
有馬富士公園の、サツキ園に敷き詰めた時に、どういう空間になるのか、またまた期待と不安でイッパイです。
これでACG Project、残すは年明けに、施工を残すのみになりました。
施工は子どもたちと一緒に、ワークショップ形式でタイルを配置する予定です。
どうなることやらー。