『地域の人たちと、その地域の資源を使って、焼きもの(タイル)を作ろう。
そして、そのタイルを使って、これまたその地域にあるサツキ園を美しく修景しよう』
というACG Project。
正式名称「有馬富士セラミックガーデン計画(Arimafuji Ceramic Garden Project)」。
このACG Projectは、まちおこしというのか、「地域」というのが大きなキーワードになっているわけですが、タイル作りに関しては、これまたその地域のものを利用しようとしています。
その前に、ちょっと横道に逸れてお勉強。
三田焼について
対象地である、兵庫県三田市では、もともと三田焼という青磁の焼きものがありました。
三田焼は全国的にも有名で、伝統があったわけですが、昭和19年に最後の窯を閉じてしまったとのこと。
歴史が途絶えてしまった三田焼ですが、この三田青磁は「わが国で最も優れた青磁」と専門家から絶賛されたりもしていたようです。
三田焼の青磁の色はやさしい輝きを内に秘めたエメラルドのような、淡くてとても綺麗な色合い。
また、細やかに施された模様も、美しい色に負けない三田焼の特徴のひとつ。
三田焼の貴重な型を使う
このACG Projectでは、その伝統も活かして受け継いでいきたいと考えました。
三田焼は、型を使ってその形を作るのですが、今回はその「型」も利用しよう、と。
この利用しようとしている型、なんとまぁ、江戸時代の大変貴重なものらしくて。
余所ではこんな貴重な型を使うことなんてできないから、すごく貴重な機会だと、大学の教授である松井先生も仰っておられました。
他にも色んな種類の型がありまして。
これらの型を写して、今回焼きものづくりに使用する型をさらに作ります。
そして、写した型を使ってワークショップ焼きもの(タイル)を作る、と。
タイルを作るワークショップっていうだけでもなかなか無いものになりそうですが、地域の人・資源・歴史を使って地域を作り上げていくプロジェクト、面白くなりそうです。
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せっかくのプロジェクトもののデザイン仕事なので、一覧ページも作ってます。
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