長野県の小布施町というところで、
まちじゅう図書館、というプロジェクトが行われているらしい。
町にある銀行やカフェ等の店の中に本棚があり、
そこで本を眺めたり、借りたりできるとのこと。
なぜそんなことをしてるのかというと、
どうやら観光目的っぽい。
それでは、何故、「まちじゅう図書館」なのか? それは、ずばり、観光事業の一環らしい。
良いなと思ったのは、
本を目的に訪れるにせよ、入った店でふと本を手に取るにせよ、
店の人とコミュニケーションを取る一つのキッカケになるということ。
小布施町では図書館本体にも力を入れているようで、
建築が新しく美しいだけでなく、
空間として細かく部屋を区切ったりするのではなく、大きな一つの空間を置いている。
そこで喋ってようとも注意をされないという、カフェのような空間。
静かに本を読むという行為ではなく、
本からの情報だけではないコミュニケーションによる情報も得られる、
いわばリアル世界での情報共有の場となっているのではと思う。
分業から協創への時代となっているというのはよく耳にするけど、
まち全体というフレームの中でも、業種職種などに関係なく、
繋がりあってよりよいものを創っていく流れもあるのかと感じた。