絵本をつくりました。
テーマは、小さな変化
絵本のテーマは「ほんの小さな変化」です。
日々の中にあって、取るに足らないようなほんの小さな変化というものをテーマにしました。
みなさんには、毎日同じようにしていることってあるでしょうか。
朝起きる時間は、いつも6:30です。
夏は太陽がまぶしいぐらいですが、冬はまだ真っ暗です。
明るさに関係なく、いつも6:30に起きています。
みなさんには、同じ毎日の楽しみってあるでしょうか。
ぼくは、起きたらまずお湯を沸かすことから、一日がはじまります。
マグカップにたっぷり一杯のインスタントコーヒーを淹れます。
ドリップは、休憩の時間のために残しておきます。
味オンチなので美味いマズいはあんまりわからないのですが、自分で淹れたコーヒーは美味しいので毎日の楽しみです。
ぼくは、同じ毎日が好きです。
同じ毎日って、心地よいです。
安心を感じます。
毎日の繰り返しという、いわゆるテンポがある感じがします。
繰り返している日々の中で、いつもと違う選択をすると、ちいさな変化が生まれます。
日常の中のちいさな変化、それはアクセントです。
ちいさな変化というアクセントによって、繰り返しの毎日にリズムが生まれます。
それが大きい変化につながることもあるのかもしれません。
ぼくは、同じ毎日が好きですが、ちいさな変化もまた好きです。
変化は変化でも、大きい変化になってしまうと、心構えが必要になってしまうし、なにより不安になるので苦手です。
話がそれてしまいました。
アリクイのお話です。
ちいさな絵本をつくりました。
アリクイのお話です。
動物たちが暮らすまちの中で、このアリクイは毎日を過ごしています。
彼は、変化というものは特に望んでいなくて、安心できる毎日を楽しんでいます。
とあるきっかけで、ある日アリクイは森の中へ行くという選択をします。
ほんのちょっとした選択によって、なにか変わることはあるんでしょうか。
絵本の物語を考えるにあたって、
あえて、結末を考えずに書きはじめました。
ダイナミックなストーリーでもなければ、カタルシスを感じるようなものでもありません。
でも、なにか感じてもらえるようなことがあれば嬉しいなと思って書きました。
心地よい暮らしや、心が動くことって何なのか?
直接的な表現ではなくて、大切にしたいことを見つけてもらえたらなと思って書きました。
森と雨、フルートと。
手のひらサイズの、文庫本の大きさ。
48ページの、ちいさな絵本です。
大人向けの絵本です。
こちらからお買い求めいただけます。
ぜひご覧いただけたら、とてもとても嬉しいです。
また、バックストーリーなども書いていけたらなと考えています。