イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

「見向きもされないものの価値」を感じることの大切さ。

植物を買いました。
植物って、これまでに買った記憶もないレベルで、買わないもののひとつ。



でもせっかく一緒に暮らしていくことになったので、大事に育てようと思います。
育て方、わからんのですけど。
育つのかも、わからんのですけど。




買わないというのは、嫌いだからというわけではありません。
なんとなーく、買うものでもないという気がしているイメージ。

実家は田舎なので、外に出れば色んな植物があって、花が咲いていたし。
願わくば、庭の草花を少し頂戴して、家の中で活けるような生活のほうが憧れるし。
というわけ。





そうそう植物といえば、
先日、忙しいふりをしてスキマ時間で5分だけ見に行った、大阪はルクアイーレでの展示で、面白いものがありました。




こんなにあるから
摘んでもいいかな
これは雑草のための花瓶


雑草のための花瓶。
いいですね。
とても好きなコンセプト。





僕も同じコンセプトで、花瓶やアクセサリーを考えたりしたことがあります。
が、作りはしませんでした。
そう負け惜しみです。
いやいや、こうして実際に具現化されたものを見ると、やっぱりいいなぁって思います。




成育の難しさや、需要と供給うんぬんによって、買うべき草花とそうでもない草花があるんでしょうか。
いずれにしても、もうちょっと見向きもされないものの価値というものを感じることも必要だと思うのです。
植物でいうと、その辺に生えてる木や雑草とかさ。

それは言い換えると、人に流される価値観じゃなくて、自分で見つけだす価値観を大事にしないとな、ってことなのかも。
そういうのって大事だよねぇって。




僕の好きな作家の森博嗣さんも書かれています。

本や文章よりもさらに価値があるのは、価値を見出す行為、そのものだ。「これが読みたかったのだ」と思える人、そして、それを手にして本を開くそのときにこそ、価値がある。この幸せを買っているのである。

MORI LOG ACADEMY〈5〉なんとなくクリスマス (ダ・ヴィンチブックス)

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みんな幸せに生きることを願って、日々をがんばっているんだと思うのですが、幸せを感じるっていうのは案外難しくて、自分で幸せだと思える価値を感じる必要があるんだものね。


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