イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

深澤直人さんが学んだデザイン

ノートを見なおしていると、2ヶ月前のデザインシンポジウムのメモが出てきました。
深澤直人さんが、ディーター・ラムスさんに影響を受け、「何を学んだか」をプレゼンされていた内容です。

とても良い言葉だったので、このブログにも記載しておくことにします。



  1. 整えることを学んだ
  2. 単純であることを学んだ
  3. 角のRの意味を学んだ
  4. 表示・目盛を学んだ
  5. グリッドを学んだ
  6. やさしい形を学んだ
  7. 使いやすさを学んだ
  8. 線を学んだ
  9. 面の張りを学んだ
  10. 生活の質を学んだ
  11. 簡潔な形を学んだ
  12. 手触りを学んだ


これらの言葉だけでも、深澤直人さんとディーター・ラムスさんのデザインや、共通の特徴が伝わってきますね。
とくに「面の張りを学んだ」という視点は、深澤直人さんならではの視点な気がします。



僕にとって深澤直人さんは、5本の指に入るほどに好きなプロダクトデザイナーです。
お二人の関係性が伝わってくる、とても素敵な時間でした。

そしてそして、ディーター・ラムスさんは、僕の最も好きなプロダクトデザイナーです。
プロダクトデザイン・工業デザイン界の巨匠です。
僕の学生時代の課題として、ディーター・ラムスさんに関することを調べたり、課題作品を作ったりしました。
BRAUN社で様々なデザインをされ、デザイン部門のトップとしてご活躍されていた方です。

スマートでありながら、どこか愛嬌のある、親しみやすいデザインです。
Apple社、というか、かのジョナサン・アイブさんも影響を受けています。

お二人のデザインをご存じない方は、ぜひ画像を検索してみてください。
これらの言葉の特徴が、すっと伝わってくるデザインをされています。



シンポジウムの場では、画像を映しながらプレゼンされていましたが、それはそれはとても素敵なプレゼン資料でした。
それだけで見入ってしまうような。
でもしっかりと内容も入ってくるような。



ちなみに、このデザインシンポジウムは、2016年4月20日(水)に京都造形芸術大学で行われた
「Quo Vadis Design … デザイン 何処へ 」
というものでした。

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(via. http://www.kyoto-art.ac.jp/events/1233)

改めて思い返してみても、なんと貴重で素敵な時間だこと。

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