ノートを見なおしていると、2ヶ月前のデザインシンポジウムのメモが出てきました。
深澤直人さんが、ディーター・ラムスさんに影響を受け、「何を学んだか」をプレゼンされていた内容です。
とても良い言葉だったので、このブログにも記載しておくことにします。
- 整えることを学んだ
- 単純であることを学んだ
- 角のRの意味を学んだ
- 表示・目盛を学んだ
- グリッドを学んだ
- やさしい形を学んだ
- 使いやすさを学んだ
- 線を学んだ
- 面の張りを学んだ
- 生活の質を学んだ
- 簡潔な形を学んだ
- 手触りを学んだ
これらの言葉だけでも、深澤直人さんとディーター・ラムスさんのデザインや、共通の特徴が伝わってきますね。
とくに「面の張りを学んだ」という視点は、深澤直人さんならではの視点な気がします。
僕にとって深澤直人さんは、5本の指に入るほどに好きなプロダクトデザイナーです。
お二人の関係性が伝わってくる、とても素敵な時間でした。
そしてそして、ディーター・ラムスさんは、僕の最も好きなプロダクトデザイナーです。
プロダクトデザイン・工業デザイン界の巨匠です。
僕の学生時代の課題として、ディーター・ラムスさんに関することを調べたり、課題作品を作ったりしました。
BRAUN社で様々なデザインをされ、デザイン部門のトップとしてご活躍されていた方です。
スマートでありながら、どこか愛嬌のある、親しみやすいデザインです。
Apple社、というか、かのジョナサン・アイブさんも影響を受けています。
お二人のデザインをご存じない方は、ぜひ画像を検索してみてください。
これらの言葉の特徴が、すっと伝わってくるデザインをされています。
シンポジウムの場では、画像を映しながらプレゼンされていましたが、それはそれはとても素敵なプレゼン資料でした。
それだけで見入ってしまうような。
でもしっかりと内容も入ってくるような。
ちなみに、このデザインシンポジウムは、2016年4月20日(水)に京都造形芸術大学で行われた
「Quo Vadis Design … デザイン 何処へ 」
というものでした。
(via. http://www.kyoto-art.ac.jp/events/1233)
改めて思い返してみても、なんと貴重で素敵な時間だこと。
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