自分で価値を生み出せる人たちって、個人で仕事をしたりするケースが多いんでしょうか。
自分で何かを生み出すことを学ぶという芸大に入学してからというもの、個人で働いている人と出会ったり知り合ったりすることが増えました。
今日もまた、これも縁なのか、たまたま出会った方は、同じ世代ながらに数人規模のweb系の会社の経営者の方でした。
すごく柔からかな雰囲気と優しい口調の中に、経営者という仕事をこなすだけのしっかりとした芯を感じました。
サラリーマンやフリーランスや経営者等、色々な働き方がある中で、やっぱりサラリーマンにはない、自分で稼ぎをつくっていくという仕事の苦労がフリーランスや経営者にはあると思いますし、社員を養っていかなければならないという重圧が経営者にはあるんですね。
”社員が何百人、何千人といる大企業の経営者”と”数人規模の小企業の経営者”と聞くと、悲しいかなどうしても大企業の社長の方がすごい、という印象を抱いてしまいますが、実際はどっちが偉いということも無く、仕事の内容や進め方が違うというのが事実なわけで。
「社員を養っていかないといけない。」
楽しい話題の中で出てきた明るい口調の一言だったのですが、これまでに僕が勤めていた数百人規模の会社の経営者の口からは聞くことのなかった、そんな言葉を今日聞いて、数人規模の経営者の方が社員を養うという事実が身近な気苦労を、感じざるを得ませんでした。
これから日本は、おそらくどうもがいても、人口が減少していくことが決定している時代です。
少なくなっていく人口の中でも、高齢者が多くの割合を占めるので、相対的に仕事をする人口は急速に減少していくことが目に見えています。
グローバルに活躍する大企業はさておいて、それ以外の企業は、小さい組織形態で仕事をまわしていくのが多くなるんじゃないかと思ったりします。
そんな中で、社員を養うという意識を事前に持てるのとそうでないのでは、仕事の進め方や責任・信頼感に大きな差が出たりするのかもしれないですね。
良い経験になった気がします。