イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

1000年前の天国

遠足行ってきました。

一人で「東福寺」と、空デのみなさんと「宇治周辺」に。

平等院鳳凰堂と、そのミュージアム鳳翔館に結構感動。

 

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歴史は苦手で、全然知らんわけですが、浅はかな前日予習では、平等院鳳凰堂は極楽浄土のイメージということで。
そんな建築物あるんですね。10円玉は天国やったのか。


現生人類が誕生して20万年。
日本列島ができて1万年。
そこから考えたら比較的近い、1000年前の日本人がイメージした天国がこれなんやなぁと。
自分たちがもし、天国をイメージしたものを作るとなったらどんなんするんかなぁと。
たぶん今の僕なら白一色。

鳳翔館は、寺院らしからぬ現代的でオシャレな建築物で。
なんでも景観に配慮して、大半は地下に配置してたり、鳳凰堂の建築要素を今風に表現してるらしく(前日検索)。
それをふまえてみると、すごく考えることの多い場所でした。

 


ちょっと話それるけど、日本ってもともと空間づくりが上手かったんやろうな、と思う今日この頃です。
「間」を感じるというのか「余白がある」というのか何というのか。

日本は、家具や絨毯なんかのインテリアは苦手らしいけど、その分、建築と一体となった独自の空間づくりをしてきたはずで。
にも関わらず、明治以降は他国から取り入れることを主としてきたせいか、テーブルにかけるテーブルクロスを間違ってきてんじゃないか、的な。
その点踏まえると、鳳翔館は個人的にすごく良いな、と思うミュージアムでした。宗教信仰が薄れてきてるんだろうこの時代に、「伝える」デザインとしても。

 


何も知らん知識でアレなんですけどね。

ようはアレです。楽しかったわけです。

 

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そういえば、ガイドさんらしき人が喋ってるのを盗み聞きしたところでは、東福寺 八相の庭の格子模様を形成してる敷石は108ヶらしいすよ。

煩悩の数を表してるんですかね。そこまで聞き取れませんでしたが。

朝一は空いてて快適でした。小一時間もしたら結構満員になってきたし。