イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

大瓜生山祭2012

京都造形芸術大学の学園祭「大瓜生山祭」に行ってきました。

これまでに行ったことのある大学の学園祭は、確か、

 ・滋賀県立大学

 ・滋賀大学(経済)

 ・滋賀医科大学

 ・成安造形大学

 ・京都大学

だったわけですが、規模はともかく、

個人的に、内容として一番良かったなぁと思うのが

今回の京都造形大の学園祭だったわけで。

"祭り"っていうイベントとしては、

他の学校に軍配が上がる感じではありましたが、

なんせ学生の作品展が良かった。

まぁ、個人の興味の問題だと言われると、

その通りな気もしますが。

写真は、学園祭で使われていたゴミ箱。

ダンボールで、簡便性なり、リサイクルとか廃棄のことまで考えられてるのはスゴいけど、

雨に濡れて、ゴミ箱自身が汚くなっているものもあったりしたのが惜しい。

さておき、

今回は、そんなにゆっくり全部を回る時間も無かったので、

個人的に気になった3つの学科だけ。

通信でコースがあれば、その時は他に目を向けなかったであろう"プロダクトデザイン"と、

Webサイトとか作ってたし、普通に興味のある"情報デザイン"と、

今まさに色々と手探りながら学んでいる"空間演出デザイン"と。

もちろんそれぞれの学科で展示されてるものは全然違ったわけですが、

学科ごとに良くも悪くも特徴が出てるなぁ、という印象。

空デは、おそらく他の学科よりも範囲が幅広いということもあって、

コンセプトであったり、目の付けどころが違う、って感じのが多いなぁと。

発想力に富んでいるというのか。

あとは、展示をする会場自体もちゃんと演出の一部にしてるところが、

空間演出らしいなぁと。

それが大きな特徴で、長所だと思うわけで。

ただ、一方で、

範囲が広い分、専門分野が弱いというのか、

作りこみが他に比べて甘かったり、コンセプトが弱かったりとか、

そういうのが明らかな短所であるなぁ、と。

比較的、学ぶ時間が多いであろう通学でそういう状態が顕著に見られたので、

通信なんか特にそうなりそうなのが怖いところ。

自分でも、自分の作品は雑くてクオリティに乏しいと思っているので、

今後の科目はキッチリ仕上げることを一つの目標にしたいなぁと思う次第。

山崎学科長がコメントで、

学科全体として明確になった目指すべき方向性として、

「社会の課題を美しく解決すること」

と、書かれていたわけですが、

空デで探りながら進んでいる自分にとっては、大きな刺激。

空デならではの目的に向かって、

自分の持つスキルや知識なり、興味のある事柄を活かしつつ、

進んで行きたいと思った、

刺激に満ちた学園祭でした。

できれば、空デとプロダクトなんかを織り交ぜたりして。