伝統産業に触れる、であったり、
伝統工芸を伝える、であったりというのが、ここ数年に限らず、
よく目にする内容であったりするけど、
なんかちょっと違うような気もする。
違う、というのは、反対意見というわけではなく、
ちょっと何かがひっかかるものがある感じ。
伝統工芸品そのものを、
そのまま現在あるいは未来に持っていくんじゃなくて、
伝統工芸の技術や、特色、その郷土色という、
現在の工業品であったり、画一化されているようなものに加える、
コンバージェンスすることが大事なんじゃないのかと思う。
コンバージェンスの使い方が合っているのかはさておき。
工業品が当たり前の社会になって、
工芸品が忘れ去られていくのも、合理的に考えるともっともな感じもするけど、
それぞれの特徴があるはずで。
それらがまだ今は融合されきっていないから、工業品と工芸品が区別されるわけで。
大量生産や手作りうんぬんではなく、
良い面を融合して、
ライフスタイルや、環境、空間に馴染むものづくりが必要な時代になってきてるように思えるわけで。