大量生産の時代が終わって、多品種少量生産の時代へと移行してきている、とかいうことは、
学生時代に教科書か何かで習っていたことではあったけど、実感することは無かったわけです。
個人的には、
一般消費者の実感レベルで、ようやく移行のターニングポイントに来たんじゃないかと。
今後の日本人口は何らかの政策を大規模に行わない限り、減少する一方であるし、
SNSブームからもわかるように「個」の志向を求める価値観の時代でもあるし。
以前からJR九州はデザイン性の高い車両を作ってこられたということですが、
今回の新幹線「つばめ」で全国的なニュースになったのが、大きなトリガーになるんじゃないか、と。
工業製品にはあまり使われてない自然素材を活かしての内装。
しかも、車両ごとに内装は違うというこだわりぶり。
そんな内容でGOサインを出したJR九州の責任者さん、すばらしい決断。
こういう方向にみんなが少なからず興味を持ち出して、
多品種少量生産へとシフトしていくんでしょうね。
ハード・ソフトに関わらず。
工芸時代→工業時代→工業と工芸のハイブリッド時代
的な時代か。