イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

しごとのまとめ - 2019年

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。


気づけば2019年のことをまとめておく前に、年をまたいでしまいました。
遅くなってしまったし、書くのをやめておこうかとも思いましたが、「まとめる」のは大事なので、書き残しておくことにします。




「書く」ことよりも、「まとめる」ことの方が大事だと思っています。
「編集する」ということでしょうか。


SNSで、誰もが発信できるようになって、「書く」ことのハードルはとても下がりました。
でも、それはあくまで感じたことや考えていることを「書く」だけで、「まとめる」というのはまだ頭も時間も使う行為に感じます。

ただただ面倒くさいしね。



この、誰もが面倒くさいと思っていることだからこそ、「まとめること」の労力は報われるのかな、と思います。
実際、このブログでもSNSでもがんばって編集してまとめたものの方が、圧倒的に読んでいただけるし、そこから話が展開(仕事になったり)することも多いです。





と、いうわけで、
抜けているものもありますが、2019年のしごとの振り返りです。




大学 通信の業務担当

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京都造形芸術大学には通信教育部という通信制の課程もあります。
その通信 空間演出デザインコース(略称「空デ」)で、今年も業務担当をさせていただきました。


もう4年目です。
コース運営のお手伝いしたり、学生のみなさんの相談のったり色々。


このしごとで、毎年多くの学生のみなさんに関わらせてもらえています。
特にこの通信教育部では、働かれている方々が多いので、環境や視点が様々で面白いです。

自分で決めれる人、やれない理由じゃなくてやる理由をもてる人、っていうのが、進捗もクオリティも高くなるのかなと、多くの人に関わりながら感じました。


大学 通信の授業

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通信の空デでは、授業いろいろ担当させていただきました。
通信制なので、自宅でするテキスト科目もあれば、大学に来るスクーリング科目というのもあります。


・デザインリテラシー
・デジタル表現
etc.

東京キャンパスにも行けたし、ZOOMを使ってテレビ会議的に進行するメディア授業にも初めて取り組みました。



授業を担当させていただけると、また違って見えてくるものがあります。
デザインってスキルも大事だけど、それだけじゃなくて、センスもやっぱり大事だと思います。

そしてセンスってある意味では「バランスとズレを決めること」だと思うので、「センスないから」で片付けない人が絶対いいし、そういう人こそ伸びてると思いました。



大学 通学の授業

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通信だけじゃなくて、通学(いわゆる一般的な大学生)の方でも授業を担当させていただきました。
こちらも空デ。


・おみやげ
・イラレ、フォトショ
・リブランディング
の授業をさせていただきました。
まだ、後期が終わっていないので一部は現在進行です。

楽しい。



通信とは違って、毎週ずっと会いながら進行していくので、みんなの作業の光景を見ていくことができます。
考えることと手を動かすことができる人は、自ずと良いものにブラッシュアップされていくんだなと感じます。



大学 卒業制作展のグラフィック

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自分が学生だったときからお世話になってる、この京都造形芸術大学で、グラフィックアイテムを担当させていただいています。
嬉しい。


通信のほうの「卒業・修了制作展」のビジュアルです。
現在進行形でデザイン中。


日時などは、まだ公開されていないかもしれないので控えますが、3月。
よければぜひお越しくださいー。



イオンモール京都でワークショップイベント

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イオンモール京都で、「京都文化小路」というイベントさせていただきました。


京都文化のひとつ「京焼」を、ちょっと違った視点で楽しく伝える体験型のイベントです。
さすがの場所(京都駅前のイオンモール)で、多くの人に来ていただけました。


イベントって最初から最後までの一連をデザインするのがキモやなあと改めて感じました。
ブランディングに通ずるものがあるのかな。



京都 産寧坂で地域デザイン

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京都 産寧坂のあたりの「清水三丁目」という、まちのみなさん(町内会)との活動です。


このままでは、このまちの歴史が受け継がれなくなる、という問題を見つけたので、「まちの歴史を残し伝える」本とゲームをつくっています。
毎月、顔を突き合わせて、大学生とまちの人たちとで考えて進めています。
現在進行形。



何かさせてくださいという勝手なお願いで生まれた活動です。
お金をいただいて、そして補助金もとって、っていう、ゼロからつくっていく過程を進んでいます。
僕のほうも色々勉強になっています。



冊子の表紙写真

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昨年に引き続き、藝術学舎パンフレットの表紙写真を一年間させていただきました。
ディレクションと撮影と。


頼りになる、染織テキスタイルの学生(@kana_126)にお願いして「染めのある暮らし」。


飲み物で染めたり、しらない技法を教えてもらったり楽しかったです。

飲み物で染めたものなんて、面白いなと思いながら構想をしていたので、ここから、商品にブラッシュアップしていけたらいいなと思っています。



この写真しごとは、来年も引き続きさせていただけることになりました。
来年は「絵画のある暮らし」というのがテーマ。



販促ツールのデザイン

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メーカーさんの販促ツールをつくらせていただきました。

自分がもともといた企業ですけれども。


使用シーンや流れを考えてデザインするの楽しかった。



方向性をつくって絞る目的で、複数案を提示したら、気に入っていただけて全部採用になりました。
嬉しいけどいいのか悪いのか。提案方法は都度考えないとなと勉強になりました。





イベントのグラフィック

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Vocal Asia Japanというアカペライベントでグラフィックをさせていただきました。
ポスターやらリーフレットやらチケットなどの、いわゆるビジュアルツール。


アカペラ続けていて嬉しかったことのひとつ。
しごととつながるこの感じ。


鱧浪会(デザイン)にさせてもろたのが気に入っております。





裏紙ノートLの発売


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今年は、A5サイズの大きめ「裏紙ノートL」のブラウンとネイビーを発売しました。
ヌメ革 生成りも、ほんのつい先ほど、発売しました。


裏紙ノート | 裏紙を捨てずにおしゃれに使っていくシンプルなノート


特に広告を出してるわけでもないですが、今年は売上的にこれまでで最高でした。
ニッチで、D2Cは強いようです。


委託販売していただいているお店でも、お買い求めいただけているのが増えてきました。


自分がデザインしてつくったものを販売して買っていただけるというのは、充足感みたいなものがすごいです。
嬉しいです。




みにくいあひるのジュエリーのマルシェ参加

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「DuckRe:ng」こと、「みにくいあひるのジュエリー」は、今年は仲間とともにマルシェに参加したりしました。


捨てられた「ガラスのかけら」をすくい上げ、アクセサリーにしたブランドです。

DuckRe:ng | みにくいあひるのジュエリー


マルシェといえば、僕が居ない状態でも一つ、マルシェに参加しました。
仲間が切り盛りしてくれました。


誰かとする。モノ以外もする。っていう初めての取り組み。


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手づくりで什器も作って、いろんな人に見ていただけたし、今年はいろんな嬉しい声をもらえたりしたので、続けたり展開したりするのも大事だなあと思っています。


手間がかかりすぎるのがネックであり反省点です。
特にネットショップで商品をアップする作業が大変で、今は品切れ状態になってしまっています。


そのあたり、「仕組み」を考えながら進めていきたいところです。







まとめ

あとはそのほか、Webサービスのロゴマークであったり、リーフレットであったりといったこともさせていただきました。
何もしていないようで、いろいろ取り組ませていただけた一年でした。


ひとつ何かすると、そこから繋がって次のしごとになったりすることも多かったので勉強になりました。
いわゆる「種まき」といわれるものは、「繋がり」や「発展」を生むために大事なんだなと。


当たり前の話ではあるんですが、経験するのとしないのは違うはずだと信じて、いい経験だったと思うようにします。





ということで、
このまとめも、なかなか面倒な作業ではありましたが、Twitterで細切れに投稿するようにすると、まとめやすくなりました。


今年2020年は、これまでよりも「編集」を意識していきたいなと思います。