イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

2016年度の卒制展と卒業式。

3月も下旬です。
今年度の卒制展も、卒業式も終わってしまいました。



僕は2014年度に2度目の大学生活は卒業したわけですが、人によって進度も在年期間も異なる通信教育部なので、在校生にもまだ知り合いがおられます。
今年度は、在学時に仲良くしてくださった方々が特に多く卒業される年だったので、なんというのかとても感傷的な気持ちになる年でした。

そんな仲良くしてくださった方々の卒業制作の作品はとても素敵なものでした。
どれも僕では生まれてこない作品。

そしてなんと、今年もデザイン科の学長賞は空デ。三連覇。すごい。
三連覇はおそらく無いという噂でしたが、今年の学長賞の方はコンセプトから作品のディテールや展示までこだわって、やり通した感じがすごく伝わってくるので納得だし、何より個人的に憧れのデザイナーさんなので嬉しい限りです。
またどこかで空デ学長賞会なぞしてみたい。茶でもしばいて色々喋りたい。





卒業式も出ていたのですが、自分の時の式よりも感動したりしてました。
卒業される姿を見ていると、自分が取り残されているかのような気持ちさえしてしまいます。
みなさん、なにかしらの目的があって大学に(多くの人は2度目の)入学をされて、紆余曲折をしながら卒業されてまたこれからの道になる。
卒業生のみなさんの話をうかがっていると、やっぱりこの卒業は転機になる方が多そうです。
僕は自分の道を歩いているんだろうか。
もう一回気を引き締めて、がんばっていこうと思います。

これからも、コース運営スタッフとしての立場でいる限りは、毎年取り残されている感を受けるのかな。もしかすると。それはつらい。


卒制展を見て

さて、今年も卒制展を見れました。通学も通信も両方とも。
今年、見ながら思ったり考えたりしたことは、

 ・ちゃんと伝えよう。
 ・「自」は想いの熱量。「他」は共感性。自と他のバランスが大事だよ。

ってことでした。
デザインとは「共感性を伴う問題解決の計画」というのが、最近の持論でしたが、ここに「自」という要素が新たに加わりました。
見た目の良さはデザインにとってとても大事ですが(共感性のためにも)、見た目の良さという「他」を意識したものだけでは伝わってこないものがあるように感じます。そのデザインの想いというものが伝えるためには必要なのかもしれないな。


去年は…

毎年こうして卒制展を見たりしているけれど、もしかして毎年同じことを考えて、成長してないんじゃないかとか不安になったので、ブログを遡って去年は何を思ったのかを探してみました。

 ・テーマが良いか
 ・整理されているか
 ・伝わりやすいか
 ・適切なメディアか
 ・応用できるか

どうやら、この5ヶ条が良いデザインと思っていたらしいです。
こうやって見ると、去年よりも今年のほうが概念的なものの見方をしているっぽいので、まぁ、少なからず変化はあるのかな。