イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

良いデザインだと感じる要因

用事があって大学に行ったときに、通信生の卒業制作展も見ることができました。
ちなみに今やってます。3/20まで。

www.kyoto-art.ac.jp

今回はデザイン科だけですが見れました。美術館もそうですけど、展示って見るの疲れますよね。
今年度はこれで、京都工繊、京造(通学)、京造(通信)の3つ見ることができました。


ちなみに前回までは、自分の居場所を知るための展示鑑賞を目的にしておりました。

maili.hatenablog.com

今回は、純粋に楽しんで見るのと、どういうデザインが良いのかを考えるのを目的にしてみたわけです。
ここ最近は、自分が良いなぁと思った作品と、賞をとったりしている作品が一致することが多くなってきました。
賞をとっているデザインが優れたデザインなのかどうかはさておいて、少しは見る目がついてきたのかなと、単純に嬉しいです。


良いなと思うデザインについては、やっぱり共通していた項目がありました。
しっかりと考えぬいた項目じゃなくて、なんとなく感じたことですが。

 ・テーマが良いか
 ・整理されているか
 ・伝わりやすいか
 ・適切なメディアか
 ・応用できるか

こんな感じでしょうか。デザイン5箇条。

今の僕の「デザインとは?」という問いの答えは、「デザインとは共感性である」というものです。見た目にしても内容にしても。
なので、それが色濃く出ているのかもしれないですが。
あ、美しいかどうかは、共感性の大きなひとつであって、「デザイン=美しい」ことが前提だと考えてるので、それは省きましたです。

ということで、少しだけ掘り下げてみます。

テーマが良いか

デザインで何をするかというと、基本的には、テーマの事柄について何かを向上させたり変化させたりするのだと思います。
なので、そもそもそのテーマを深めていく価値があるのかどうかは、大きな問題のような気がします。
テーマに関心を持つ人が少ないとダメなのかというと、そういうわけでも無いので、テーマの良し悪し判断は難しいですが、独りよがりにはなりたくないですね。

整理されているか

見た目の良いだけのデザインは、個人的に好きではないです。
理にかなった、説得力のあるデザインには必ず、その中に膨大な情報が埋まっているように思います。
それは事前に、もしくはデザインの過程で、しっかりと情報を集めて、整理して紐解いていくという準備が必要だと思います。

伝わりやすいか

デザインは人を惹きつけるものだと思っています。
人に惹かれるためには、伝えたいことが伝わらなくてはいけません。
情報を文字で伝えるのもそうだし、形や色、質感、ボタンの配置で伝えるのもそう。
まぁ、そもそも、このブログも情報をわかりやすく伝えるために図解しろよ、って感じですね。はい。

適切なメディアか

なんとなくのイメージですが、どの大学も、情報デザイン関係の学科はメディアが決まってるのが多いなというネガティブな印象を受けてしまいました。本・webサイト(サービス)・映像。
デザインすることになったテーマがあるわけだから、そのテーマを活かせる、そのテーマならではのメディアで表現するほうが良いなと思ったし、そうされている作品が評価が良かった気がします。
情報デザインはそういう意味ではわかりやすいですが、プロダクトや空間、建築なんかはメディアをどう捉えるかが難しそうな気もしますね。

応用できるか

これはプラスαな要素のような気もしますが、何か他のことに応用できるように思えるデザインは、魅力的に見えます。
そう思うのは僕だけかもと思っていましたが、他の人も同じ評価だったので、デザインに付加できると良いのかもしれせん。
応用可能なデザインの提案は、それが他にも派生して良い影響を与えるという意味で、良いデザインなのでしょうか。


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