イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

自分を知るために、他の人の作品を観るということ。

京都造形芸術大学の卒制展/修了展に行ってきました。
卒制展示は一部だけで、修了展を主に。

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今週末まで行われているようです。
その後、来週末からは、通信生の卒制展があります。一年前に僕も展示したやつです。


今年は京都造形芸術大学の修了展と、京都工芸繊維大学の修了展を観に行ったので、ほとんど修士制作しか観てません。
特に大きな意味もないですが、修了展の方が内容が濃いんだろうし、芸大を卒業した今なら理解できるかなと思いまして。
それを観てると、卒制展を観る時間が無くなっただけですが。



今回、目的を2つもって、観てきました。
ひとつは、ありまふじのタイルづくり関連で知り合いになった大学院生2人の修了制作を観るために。
もうひとつの目的は、自分が今立っている位置を把握するためでした。



大学院生の2人展示は、内容に触れてよいのかわからないので、ここでは触れませんが、良いもの観れたなぁと思ったし、良い刺激にもなったし、なにより考えさせられました。
それぞれ日本画と陶芸の領域で、ひとりは即興画、ひとりはワークショップと全然違う内容でしたが、なんとなく2人とも、これで終わりというわけではなくて、これから始まっていくような印象を受けました。
ライフワークという名の研究の始まりなんでしょうか、修士制作は。
面白そうなので、機会あれば2人にはこれからも図々しく関わっていこうと思います。



さて、もう一方の、自分の位置を把握するというのは、
自分のデザインがどういう特徴を持っているんだろうか、それは今後どうしたらより良くなるだろうか、っていうのを考えに行ったという感じです。

20代での就職の時に自己分析をすることになって、焦って急に分析を始めたように、「自分について」っていうのは、普段の生活ではなかなか考えたりしないし、わからないものですね。

他の人との会話を通じて、自分の性格をぼんやりつかんだりするように、自分を知るためには、他の人と比べることでしか知れないのかもしれないなと。
他の人の作品を通じて、自分について知れるんじゃないかと。
という考えをもって、意識的に自分を知るために、他の人の作品を観てきたわけです。



なんとなく、自分のデザインの良い点や悪い点といた特徴が把握できた気もするので、次からのデザインに活かしていければなと思います。
そのあたりは、また気が向いたら書くことにしようかな。


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