イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

これからの働き方は、家の中で暮らしを完結させる働き方だということ。

僕らの時代、僕らの世代というのは、よく言われているように定年退職という考えはどんどん薄くなっていくんだろう。

定年の年齢が上がっていったりだとか、定年という考え方自体が無くなっていくかもしれない僕らの未来。
そんな僕らの未来は、良い意味でも悪い意味でも、命が尽きるまで働くことになる。
楽しんで働けるならそれも良い人生だと思う。

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ただ、ここには隠すことのできない大きな落とし穴が残っていることに、今さらながら気がついた。
実際問題として、「果たしてそうやって寿命が尽きるまで、働くことはできるんだろうか?」

みんな歳をとる。もちろん親も。

大人になんてなりたくなかった子どもも、精神的な話は別として、ずっと子どものままではいられない。
自然の力には逆らえず、みんな歳をとる。
みんなの親も歳をとる。

もし自分の親が、介護が必要になったとしたらどうするんだろう??
今の働き方を続けることができずに、仕事をやめて故郷に帰って、介護をするっていう選択肢がすごく強く現れてくるんじゃないだろうか。

年功序列が無くなって、さらに、経済も右上がりの時代じゃなくなる結果、給与が上がることに期待ができない僕らの未来は、仕事をやめても大丈夫なんだろうか。
年金もほとんどもらえることは無いんだろう僕らの未来に、介護をしながら生きていく方法はどういうものがあるんだろうか。

自分の家の中で、暮らしを完結させる働き方。

きっと、
自分たちで食べ物を、作ったりだとか、
自分たちの着る服を、作ったり繕ったりだとか、
暇をみつけて家の中で働ける稼ぎ方だとか、
そういう暮らし方をする必要が出てくるんじゃないかと思う。

大企業で働く時代じゃないから小商いなんだ、という意味ではなく、家の中にいながら稼ぐ必要があるから、そういう働き方になっていくんじゃないだろうか。

原点回帰しているような感じも受けるけど、昔と違うのは、その時代にはその時代の技術があるということ。
たとえば、MAKERS的に自分たちで作れるものやクオリティは飛躍的に増したし、そもそもインターネットなんて昔はなかった。
その時代の技術をうまく活用しながら、自分たちで家で稼いでいけるスキルというのが、衣食住のように、生きていくために必要な条件になる気がする。