イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

日本人の視点

日本人は残業しすぎ、なんてのをよく目にする。
海外では、合理的に働いて、定時で帰って…、みたいな。

そもそも日本人は人の意見を遮って合理的であろう意見を貫くような気質の人は多くなく、調和に重きを置いてきたので、非合理的であるのかもしんない。

じゃ、昨今のビジネス本によく見られる効率的な仕事の進め方、ってなスキルを得ようとするよりも、そもそものアウトプットを変えた方がいいんじゃないのか??
なんて、ふと。


0から1を生み出すのも得意ではなくて、1を10にするのも合理的に進められない日本人。

じゃあ、1を10じゃなくて、効率悪くとも一気に100にすること考えたりとか、調和性を活かした進め方考えた方が特徴を活かせていいんじゃないか、なーんて。



ところで、
日本人の残業好きは、がんばってる(苦労してる)姿が見えているからだろうな、と思うわけで。

逆に、がんばってなくて成果を出してる人を、あまり評価しないというか。


そういう職の代表が、アーティストとかデザイナーっていうように見られてるんじゃないかと。そういう人達は、努力じゃなく才能で成果を出してるって感じに見えるから。
僕もそう多分に漏れずにそう思ってたけど。

ただ、自分がこうしてデザインを学ぶ中でわかったのは、デザインもセンスも、才能じゃなく、知識とか思考技術だな、と。
結局、それを得るには努力が必要なわけで。


日本の大学生の大半が、長い夏休みに遊んだりバイトしたりダラダラしたりして時間を使ってる中で、芸大の学生は、少なくとも京造の大学生は、今も学校に集まって、みんなで制作をしてるわけで。
そりゃ、デザインやらセンスが身につくわな、と。

実はデザイナーやアーティストは、それになるまでに、膨大な努力してんですよね。それは嫌々じゃなく、仲間同士で楽しみながら。素晴らしい。

そして、デザイナーになってからも、実は努力してないように見える仕事でも、産む苦しみを、他の職業以上に味わってる。
「自分はセンス無いんで〜」とか言って、みんなが逃げるような仕事を一手に受けて。


あー、なんか刺激受けたな。
僕もがんばろう。
楽しんで。

通信生は、楽しむことを共有しにくいのが最大のデメリットですね。