イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

料理のデザインのレベル

阪急の電車に買い物袋を下げた女性が乗っていた。
今日の夕食かな?


そういえば、料理はデザインだとよく言われるようで。


たしかに料理は何も考えずに作っていくことなんて、まず無く、何か作るものを決めてからそれに向かっていくようにダンドリを考えてプロセスを進んでいくわけで。
それにプラスして、味付けの具合といった経験で培われる感覚的なものもあったり。

ただ、ふと、料理ができるからといってデザインセンスや能力が高いわけでは無いよなぁ、と思ったので、料理のデザインレベルってどんな感じだろうかと考えてみた次第。


Level.1 メニューにしたがって、食材を買ってきて素敵な料理ができる。
Level.2 ある食材からメニューを考えて、小洒落た創作料理やイタリアン・フレンチ等が作れる。
Level.3 ある食材からメニューを考えて、風土に合わせたオリジナル要素のある郷土料理が作れる。


さっき思いついた主観的な内容。
とはいっても、デザインでも同じことが言えると思うので、あながち的外れでも無いような気はする。

与条件や素材を無視して、問題解決と称して我がままなデザインをするのはデザインレベルが高いとは言えないし、素材を考慮できていても、環境や関係性が調和していないと優れたデザインとは言えない。
ま、突拍子も無いように見えるデザインであっても、それは意図して馴染んでいないようなデザインというのもあったりして、一概には言えないとは思うけども。

「素材を活かして、馴染みながらも、創造性があって美しく、共感できるデザイン」というのが良いデザインなのかもしれないな、と。